今夜はあるご門徒さんのお通夜でした。
私の入寺以来大変お世話になった方でした。
私は通夜の法話では難しい仏教用語を並べたり、故人や遺族とあまり関係のない話はなるべく避けるようにしています。
それよりもその方にお世話になった事柄を思い返して、それをご遺族や故人を知る方々とともに懐かしむことから始めるよう心掛けています。
仏様の話はそれからです。
彼女を知る方々は何度も笑って、うなずき、そして涙ぐんでおられました。
ひとは誰でも必ず自分の役割をまっとうして人間のいのちを終えて行く。
どんな人生であってもそうです。
私はそう思います。
彼女は立派に自分の役割を終えられました。
次は彼女が仏様のいのちを生きられる番です。
明日も前を向いて歩こう!