2016年12月アーカイブ

冬至

2016.12.21

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いつものお参りのお宅にお邪魔した際の話。

いつも元気なおばあちゃんが座椅子を用意していたので聞いてみると、
「膝が痛くて正座できなくなったが」
「医者にいったら歳だからって言われたが」
「長いこと使ってきたから膝も壊れてきたんだろうね」

あそこ行きたかったここ行きたかったと、いろいろお話を聞いて帰ってきました。

健康は大切ですね。
今日は冬至。一番昼が短い日だそうです。
日本では多少昼時間にずれがあるようですが。

寒い日は体を壊しやすいからなのか、食べたらいいと言われる食べ物があります。
小豆粥、こんにゃく、かぼちゃ、お酒。
体の不純物を除くものや体を暖める効果のあるものばかりです。

カボチャを食べて健康に!

今日も前を向いて歩こう!

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地獄

2016.12.20

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最近、我が家の末っ子の愛読書は「あの世を旅するガイド 地獄の本」

ボーイスカウトのみんなで立山博物館の立博探検隊に参加してからのことです。
地獄のことを熱心に教えてくださったんでしょう。
家に帰ってからも地獄のことばかり(笑)

地獄のことを真剣に勉強してる我が子に多少の違和感がありますが、実は大切なことです。

地獄は来世にあるのではありません。
自分の中に地獄があります。
獣同士がお互いを中傷する世界、それが地獄だと聞いたことがあります。
よくよく振り返ると、自分がそうなっていないか不安になります。

人を傷つけることで自分の存在を肯定したり、自分を過大評価したりしてはいけません。

そうやって自分を常に省みて、自分を戒めて生きようと思うことが大切です。
たとえそれが自分の理想通りにならなくても。

ダメな自分を振り返りつつ。
明日も前を向いて歩こう!

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こども食堂に差し入れ

2016.12.17

サツマイモが届きました。

戦時中、照蓮寺は東京からの学童疎開の引受けをしていました。

先日、当時を懐かしんでいらっしゃったご家族と話をする中で、
寺で開催している「みずはしこども食堂」の話題になりました。

「こどもたちにあったかくておいしいもの食べさせてあげたいんです」
「なかなか食材提供してくださる方が少なくて困ってます」
と言っていたら、
「ここの当時のご住職は食べ物のない時代に、僕たちにあったかいご飯を食べさせてくれた恩人」
「何か手助けできることがあったら。でも地元にはサツマイモぐらいしかないけど...」

という話を覚えてくれておられました。

後日サツマイモを山盛りに送ってきてくださいました。
茨城産の紅優甘(べにゆうか)
とっても形のきれいなサツマイモです。

本当にありがたいことです。

これで次回のこども食堂のメニューが一品増やせます!
こどもたちの喜ぶ顔が目に浮かびます。

これからも、まちのこどもたちの笑顔のために!

今日も前を向いて歩こう!

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年賀状

2016.12.16

お墓の相談があるとのことで門徒さんの家を訪問。
おばあちゃん1人暮らしで外にも出られないというのでご自宅にお邪魔しました。

その話はほどほどに、他の悩みもまとめて聞いていました。
「こないだ配達してもらった年賀状、全部無くしてしまった」

家に帰ってもなんだか気になったので、午後からもう一度家を覗いてみました。
歩くのもやっとなのに、家中を探し回っておられました。

「僕も探すの手伝うね」
年賀状の捜索活動が始まりました。

「あったよーーー!」
年賀状の束を手渡すと、それはもう喜んでくれました。

おばあちゃんに幸せをおすそわけしてもらったような気がします。


自分以外の誰かのために働くことは大切です。

こんな自分でも誰かのために役に立つ。
そう思えたらいろんなことが自分の使命に思えます。
自分がここにいる意味がきっとある。

今日も前を向いて歩こう!

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お仏壇の整理

2016.12.15

ある門徒さんのお仏壇の整理をお手伝いしました。

亡くなったご両親やそれ以前からのものが引き出しなどにたくさん入っていました。
「どれが大事でどれが大事じゃないのか教えてほしくて...」

ひとつ一つの価値がどうかは、住職として助言できますが、
でもそれは私の価値観でしかありません。
それよりもそのものが伝えてくれる「意味」を知ることが大切だと思います。

新品のまっさらなお経本とぼろぼろに使い古されたお経本がありました。
どちらが価値があるかというと、古本屋さんだったら新品の方ですよね。
しかし、意味というと考え方が少し違います。

ご両親がぼろぼろになるまで持ち歩かれ、使い親しんだお経本は、
ご両親がこの世を歩み抜いた足跡と同じです。

人の人生に価値づけすることはできませんが、
その人が生きた「意味」が必ずあるのだと思います。

「仏は私たちに価値を与えるのではない。意味を与えるのだ」
以前聞かせていただいた言葉です。

意味のない人生なんてない。

「おらっちゃ、こっちの新しいお経本を、親のようにぼろぼろになるまで使ってみるちゃ」
「古い方はお寺さん預かってくだはれ。もう十分伝わったから」
有るものの価値だけにとらわれず、その意味を汲み取って、
前を向いて歩き始められる姿にうれしくなりました。

今日も前を向いて歩こう!

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煤払い

2016.12.14

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新年をお迎えする前に、毎年恒例の「煤払い」(すすはらい)を行いました。
仏教婦人会の皆様が中心となって本堂中の大掃除。
天井から壁、床、仏具のホコリを取り払いました。
お盆以来の大掃除でしたが、今回もたくさんの方々と尊い時間を過ごせました。
寺は人の集う場。
明日も前を向いて歩こう!
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里帰り

2016.12.13

養子として水橋の寺の住職となっておよそ13年。
月日の経つのは本当に早いものです。

実家である高岡のお寺に里帰りしました。
今年は実家の報恩講のお参りにも行けなかったので、遅くなりましたが家族で仏さまに手をあわせてきました。

ふるさとはいいものです。
家があるからとか楽だからとかではなく、ふるさとは心の落ち着く場所です。

心の落ち着く場所は必要です。

あの世はそういうところなんだそうです。
おじいちゃん、おばあちゃんは随分前に行っておられますが、私たちも必ずいける場所。

もうしばらくこっちでゆっくりしてからそっちに行きますね。
まだこっちでせんなんことがいっぱいあるので。

エネルギー充電完了!

明日も前を向いて歩こう!

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人が集う場

2016.12.12

12月度の月例勉強会を行いました。

参加者の皆さんが大変熱心に取り組んでくださって、住職としてありがたいことです。
はじめに讃仏偈のお経を練習し、その後に住職自作のテキストを使って学びを深めました。
その後の懇親会でも幅広いお話にいろいろと勉強させられることばかりでした。
政治、経済、宗教、旅行、水橋の歴史、そして水橋のこれからについてなど。
段々とみんなが仲間になって、チームになって、
いろんなことについて自由闊達に話し合うことができる場に、
この照蓮寺がなってきたことはうれしいことです。
「人が集いともに歩むことのできるお寺」となれるように。
私も、もっともっと努力しなければ!
明日も前を向いて歩こう!
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自分のことは自分でやろう

2016.12.11

自分のことは自分でやろう。

娘が何かやりたいというので、自分のズックを洗ってもらいました。
とても楽しそうに洗っていました。

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自分のことを自分でするというのは、簡単なことのようで大変なことです。

自分だけではとても覚えていられないようなことを言ってもらったり、
うっかりしていることを教えてもらえたり。

自分のことで自分でできてることってそんなに多くありません。

周囲への感謝を忘れないようにしたいと思います。

明日も前を向いて歩こう!

お歳暮

2016.12.10

ある方からお歳暮を頂戴しました。

大変有名なかまぼこ屋さんの新商品に家族は大喜び!

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商品名が「棒S(ボウズ)」
坊主にボウズ......

何を贈れば喜んでくれるか、いろいろ考えられたんだろうなー。
贈り手の心遣いになんだか嬉しくなりました。

ありがたくいただきます!

おいしいものを食べて、明日も前を向いて歩こう!

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