春分の日を中心に1週間お彼岸という期間があります。
この頃、裏の墓地のゴミ箱掃除や境内まわりの清掃をします。
ゴミ箱のゴミを袋に移して集めておいたら、私が目を離した隙にカラスが袋を突っついて中身を散らかしていました。上手に食べられそうなものを見つけます。
境内まわりに落ちているゴミも集めます。
カップ麺やコンビニ弁当の殻、タバコの吸殻、ガラスの破片、ビニール傘など飛んできたとは思えないゴミもたくさんあります。
みんなの墓地だからみんなで協力してキレイに使ってほしいなと毎年思います。
本堂の改修工事をさせていただいて3年が経ちますが、その名残がまだ残っていました。
地面の石の下に隠れて見えなかったものが、土や石が雨で流されて現れたんだろうと思います。
ゴミを拾う目線だからこそ気づけることがあります。高い目線で何度そこを通り過ぎても恐らく気づかないでしょう。
何に対しても目線は大切です。
何をするにも、誰と関わるにしても、どんな目線で自分が見るべきなのか。
偉そうにしていないか。人の気持ちを相手の立場で考えているか。
僧侶として、大切なことの一つだと思います。
今日も前を向いて歩こう!