しばらく声が出なかったのでずっと待っていたような怖いような。
昨日の夜から絶食、OS-1を手術まで2本飲む。
それ以外のものも飲めるようなので、売店でヤクルトを買いました。
段々とルールのしばりがキツくなってくると、いよいよだなーと思いました。
真夜中に、看護師さんから『OS-1飲んでる?』と聞かれてようやくそれを思い出す始末。
2本をゆっくり少しずつ飲み切り、おかげで少し夜更かししてしまいました。
朝、目が覚めるとまだ5時。
とても明るい日差しが窓から入ってきていました。
朝ご飯はなし。
11時からの手術から帰った時はもうしゃべれないので妻といろいろ話しました。
筆談用のノートを準備して、手術の呼び出しがありました。
手術室まで徒歩で。
待っている間いろんな種類の麻酔のビデオを見ていると痛そうなものばかり。
怖くなったので、僕のはこんなに痛くない麻酔ですよね?と再確認。
テレビで見たような手術台の上に横になる。
手際よく心電図やら心拍やらの機械を取り付けてもらい、筋肉質だからと言われましたが麻酔の点滴がなかなか入らず、『緊張しとられます?』と聞かれたので『心臓バクバク!』と応えたような。
確かに音を聞く限り、緊張からか心拍数が上がってました。
口にマスクをされ、点滴の針から麻酔薬が入ってくるとなんだか体がちょっとずつ変な感じがして、10秒ほどで意識がなくなりました。
気がつくと、大きな声で名前を呼ばれてました。
目を開けると、もう手術が終わった後でした。
喉の管を取ってもらい、そのままガラガラとベッドを乗換えしてもらって部屋には妻が待っていました。
まだ頭がユラっとしていましたが、筆談用のボードとマジックペンをもらってミミズ字ではじめて書いたのが、『佐伯さんて立山町の方ですか?』(笑)
看護師さんの名前を見てよっぽど気になっていたんでしょうね。
妻から『それ、今聞かんなん話け?』と突っ込まれました(笑)
なにせ、無事に帰ってこられて本当によかった。
3時間後にトイレに行ってもフラつきなし。
お茶も飲んでよし。
調子に乗って、一階のロビーでふれあいコンサートのコーラスを聞いてきました。
綺麗な歌声と和かな表情にこちらもうれしくなりました。
一緒に歌うところでは沈黙療法中の表示を見て、早くよくなってくださいね、との温かい声がけをもらいました。
病棟に戻ると、『探しとったんですよー』と看護師さんに言われ、今日明日の流れの話。
晩ご飯は予想していた通り、スープのようなものとシュレッダーをかけたようなうどん(笑)
入院初日は部屋貸切り状態でしたが、手術から帰ってくると満室状態で、いろんな病気の方々がおられることを実感しました。
さあ、明日は退院。
帰ってからも1週間は声が出せないけれど、まずはしっかりと声帯をなおそう。
明日も前を向いて歩こう!