声を患ってからはしばらく先生のご指導はお休みしておりましたが、久しぶりに同門の皆さんとお会いすることができました。
皆さんから私ののどのことにあたたかく声をかけてくださり、嬉しく思いました。
「あんたみたいな若いのがこれから琵琶支えてもらわんなんのだから、はやく声なおして戻ってらっしゃい!」
自分の回復を待っててくれる人たちがこんなにたくさんいる。
ありがたいことです。
その中のお一人と話の中でこんな言葉を聞かせていただき、それがなぜかストンと胸に落ちました。
「人生はその時々で自分のこれと思うものをやったらいい。私は若い頃はスキー、登山などいろいろやって、今はたまたま琵琶に夢中になってる。他の人がみんなあれやってるから僕も、ではない。そんなことして、人の真似ばっかりしていると、結局自分が損をする。自分のこれと思ったことをした方がいい。」
人生の損得の話ではなく、自分は何をしたいのか。
物事を何も考えないのはダメなことですが、一方で難しく考えすぎてもよくないんじゃないんだろうか。
自分は何をしたいのか。
そんなシンプルなものの考え方が今の私には必要なのかもしれません。