私が住職になってから、近くでずっとお世話になってきた方。
役員を長く務められ、寺の運営の中心を担ってくださいました。
いろいろ私が迷ったり行き詰まっていた時にはいつもこの家にお邪魔して話を聞いてもらいました。
いただいた栄養ドリンクを飲みながら、この土地の難しさや水橋に溶け込む時のアドバイスを指南してもらいました。
病気で体重が普段の半分になっても、なんとか寺までたどり着いて最後までしっかりと仕事をこなしてくださいました。
寺に命がけで関わってくれた姿は忘れられません。
ちょうどはじめてお葬式で袖を通す衣。
しつけ糸を切ってこの衣の歴史がこれから始まります。