2016.12.02
風邪が流行っています。
昨日から家族が体調を崩したため、子どもの送り迎えや予防注射など家事のお手伝い。
帰りにスーパーに寄った際、懐かしいレトルトカレーが目に入りました。
今日は家族みんなでボンカレーにしました。
こどもの頃は親の帰りが遅い時よく食べたなーと思い返していました。
これもたまにはいいんですが、やっぱり手作りのあったかいご飯で食卓を囲むのが一番です。
来年早々に計画しているこども食堂でも、まちのこどもたちみんなにあったかいご飯を食べさせてあげたいなと改めて思いました。
次の事業の成功に向かって、前を向いて歩こう!
2016.12.01
いよいよ12月に入りました。
今年もあとわずかです。
師が走ると書いて「師走」です。
語源には諸説ございますが、「師」とはお坊さんを指すという説もあります。
お坊さんの忙しい時期と重なるからでしょうか。
お坊さんに限らず、世間は何かと気ぜわしい時期ですが、
私は「忙しい」という言葉はあまり好んで使わないように心がけています。
なんだか誰かから仕事を嫌々させられてるように感じて、
それでは充実して日々心豊かに生きているとは思えません。
どうせ同じ時間を過ごすのならば、
楽しいことも
ちょっと苦手なことも
できればやりたくないことも
自分らしく思いっきり正面突破することで
その人の人生は豊かになるのだと思います。
どうせやるなら、思いっ切り!
自分が納得いくまで駆け抜けましょう!
今年も除夜の鐘まであと1ヶ月。
今日も前を向いて歩こう!
2016.11.30
「チェキ」というカメラを娘のプレゼントに購入しました。
昔、流行ったポラロイドカメラみたいなものです。
本体よりもフィルムが高額に感じるのもポラロイドと変わりません。
カメラに小さな鏡のようなものが付いていて、自分を撮ることもできるそうです。
子供たちには、ファインダ越しにいろんなものを探してほしいと思います。
仏教では、自分の価値観やモノの見方がときに邪魔になるようです。
他の価値観やモノの見方を理解できないために、自分以外を否定してしまうからです。
子供たちは未熟なおかげで、まだ真っさらにモノを見ることができます。
子供たちが撮る、素直でまっすぐな写真を見られるのが楽しみです。
明日も前を向いて歩こう!
2016.11.28
第39回となる富山県こどもフェスティバルに娘の作品が展示されました。
書の部門での佳作。
すばらしい!
父親に似ず、力強くキレイな作品に大変嬉しい気持ちになりました。
雲は、私たちの目を曇らす存在として「お経」には出てきます。
ですが、娘の書いた「白いくも」は本当にきれいでした。
娘に元気をもらって、今日も前を向いて歩こう!
2016.11.27
茨城県より突然の訪問者がありました。
第二次大戦中、照蓮寺に学童疎開していたという方でした。
昭和19年、東京荏原区大間窪国民学校より93名の子どもたちがこちらに学童疎開していました。
その時小学5年生だった少年が、現在は82歳となられました。
本堂に入られて、いろいろな記憶が蘇ってきたようでした。
もののない時代に立山町までお米を調達に行って、白米を食べさせてもらったといいます。
「今生きているのはこの寺のおかげ」
感慨深く境内を歩き、思い出の松の下で記念撮影をしました。
「死ぬまでに一度ここに来たかった。僕にとっては聖地。これでいつ死んでもいい」
門から出て行かれる際に、何度も振り返って手を振ってくださいました。
大変幸せそうで、こちらも嬉しくなりました。
明日も前を向いて歩こう!
2016.11.26
今日は月に一度の照蓮寺勉強会です。
昨年の大法要でご協力いただいた方々のなか、有志で立ち上げた団体が照蓮寺勉強会です。
何を勉強するかは自由!
その後の懇親会では水橋の今後の夢を語る!
今夜も素晴らしい学びがありました。
寺の活性化はまちの活性化
まちの活性化があって寺の活性化
だからお寺はおもしろい!
明日も前を向いて歩こう!
2016.11.24
毎朝仏壇にお供えする御仏飯(おぶっぱん)
富山では「おぼくさん」と言われることが多いかと思います。
毎朝家族がご飯をいただく前に仏様にお供えします。
正午前になったら、おさがりとしていただいても結構です。
今日お邪魔したお宅では、写真のように御仏飯がお供えされていました。
米一合に麦半カップ、十六穀米を一袋。
奥さんご自身もこのブレンドが好きなんですが、亡くなった旦那さんがよく召し上がられたそうです。
一緒におられた頃を懐かしんでおられるのでしょう。
今も思われている旦那さんが羨ましいです。
朝一番にはお参りにいけないので、ご飯がかたくならないようにラップをお勧めしました。
仏事ではあれはだめ、これもだめ、ということは私は言いません。
その方が仏様に手をあわせていただけるなら、それがその方にとって最良の方法なんです。
明日も前を向いて歩こう!
2016.11.23
今夜はあるご門徒さんのお通夜でした。
私の入寺以来大変お世話になった方でした。
私は通夜の法話では難しい仏教用語を並べたり、故人や遺族とあまり関係のない話はなるべく避けるようにしています。
それよりもその方にお世話になった事柄を思い返して、それをご遺族や故人を知る方々とともに懐かしむことから始めるよう心掛けています。
仏様の話はそれからです。
彼女を知る方々は何度も笑って、うなずき、そして涙ぐんでおられました。
ひとは誰でも必ず自分の役割をまっとうして人間のいのちを終えて行く。
どんな人生であってもそうです。
私はそう思います。
彼女は立派に自分の役割を終えられました。
次は彼女が仏様のいのちを生きられる番です。
明日も前を向いて歩こう!
2016.11.22
月々の命日のお参りを月忌参り(がっきまいり)と言います。
ご門徒さんの月忌参りでは、お線香を使用することが多いです。
香炭に抹香(細かく刻んだお香)を焚くのが本来ですが、月忌参りには火の用心もありますが簡略化してお線香を使います。
お線香にもいろいろ種類がありますが、今日お邪魔したお宅には「沈香」(じんこう)という種類のお香が用意されていました。
大変高価なお香で、東南アジアあたりの大変まれな香木から採ることができます。
この香木は大きく成長するまで100年から150年かかると言われています。
お香を焚くとなんともいわれない優美な香りがします。
仏壇に手をあわされる時にすてきな香りでお参りしてみるのもよいかと思います。