2020.01.11
ご
門徒さんのご法事では住職のはじめのお焼香はお寺のお香を持参します。
特別にお取り寄せしているお香。
東南アジアの一部の地域でしか取れない樹木から取れるお香を御門徒さんの大切な時に使わせてもらいます。
香炉に炭を焚いてそこにそのお香をくべるとなんとも言えない甘くて上品な香りが仏間の隅々まで届きます。
御門徒さんがご法事を勤めるには、いろんな段取りや準備があって、本当に大変な思いをして皆さんが勤めておられます。
だからこそ、大切な方の大切な時にこそ一番よいものを使ってその思いに応えたい。
そんな思いも込めてお焼香させてもらっています。
2019.12.31
今日は大晦日。
平成から令和へ年号が変わり、はじめての正月を迎えようとしています。
新年の準備も終わり、年忌表も新しい年のものに貼り替わりました。
晩ご飯は毎年恒例のおそばのみ。
子供の頃からずっとそれは変わらない。
「年の終わりにそんなに贅沢するもんじゃない。慎み深く心静かに新しい年を迎えるもんだ」
母の言葉を懐かしく振り返り、おそばをいただきました。
いろんなことがあった一年。
新しい年もきっといろんな良いことや悪いことがやってくると思いますが、しっかり務めを果たしたいと思います。
皆さま、どうぞ良いお年をお迎えください。
2019.12.22
月例の門徒さんの歎異抄勉強会。
今回は先月に引き続き、第六条を学びました。
もともと難しいものを分かりやすく表現することの大変さを味わっております。
お釈迦さまの語られた『仏説無量寿経』に「その国逆違せず、自然の牽くところなり」という言葉があります。
ほとけの願力によって引き寄せられるように歩みをさせていただけるところに、恩を知ることができるようになっていくのだといただいております。
この日は受講者が全員揃い、その後の懇親も大いに深まりました。
最後は地元の学校の将来の話などで語気が荒くなるところもありましたが、それも地元愛があればこそ。
苦の原因は外ではなく自分の内にあると聞かされても、なかなか変わることのできないのが私たち。
だからこそ、ありがたいとかもったいないことですという気持ちが湧いてきます。
その心を湧かしてくださるのも、やはり自然の牽くところなのでしょう。
2019.12.19
毎年恒例となりつつある雨どいの掃除。
寺の隣に欅の木が並んでるんですが、冬前には大量の葉っぱが飛んできて我が家の雨どいを詰まらせます...
大雨が降るとナイアガラの滝のように雨が雨どいから溢れてしまいます。
欅の木を眺めてほぼ葉っぱが無くなったのを見計らって屋根の上へ!
たくさんの葉っぱを集めて下に落として、雨どいも詰まってる箇所の葉っぱや泥を取り除いてその後水を流します。詰まりのひどいところは泥が多いので尖ったもので上から突いて穴を開けて水が流れるようにします。
最後の一箇所の詰まりを開ければよかったんですが、激しくしすぎたのかもしれません...
鎌がハマって取れません...
誰からも見えないような場所なんですが、あんまり力入れすぎると屋根から落ちてしまいそうで、引いてダメなら...と思い押してみると、さらに奥へハマってしまいました。
葉っぱの詰まりは取れたけど鎌が詰まるとは(笑)
一難去ってまた一難。
2019.05.23
草むしりの会。
昨年手首を負傷したことで草刈りを門徒有志にお願いしたことがきっかけで、
草むしりの会が開催されました。
草刈り機で草を刈るほうが時間は断然早いですが、草ちゃあっという間に伸びるものです。
根っこが残っていてはすぐに草ボーボーになってしまう。
ということで、今度は草むしりをしよう!
と立ち上がってくださいました。
今日も暑い一日でしたが、朝からみんなで草むしり三昧。
お昼はみんなでわいわい楽しくバーベキューで体力を回復しました。
「今度はいつしようか?」
寺のために時間や労力を割いてくださる門徒さんに感謝の思いでいっぱいです。
2019.04.13
先々代ご住職の三十三回忌法要が無事に勤まりました。
多くのお支えを賜って、ようやく一つのご法要を終えることができました。
多くのご門徒さんのご協力に感謝です。
一緒に寺のお掃除をしてくれた人。
当日来れないからと、わざわざ寺までご挨拶に来てくださった方。
当日の会食のお料理の相談にのってくださった方。
などなど。
寺を支えているのはいつの時代もご門徒さんだと改めて思いました。
自分のおごりがあるときはなかなか見えないお支えを感じることができるのは、
やはり仏さまのはたらきでありましょう。
有難いご縁でありました。
2019.04.11
法要を間近に控え、境内の掃除を念入りに。
草むしり、ゴミ拾い、溝さらい。
やってもやってもキリがありません。
昨日綺麗にしたばっかりの庭がすぐに草ボーボー。
草ちゃ伸びるものだと7年ほど前に教えてくださった方がおられましたが、また思い知りました。
キレイにしたはずのお庭にツバキの花がポトリと落ちていました。
ずいぶん前に、母が言っていました。
「ピカピカよりもちょっとなんか落ちてるほうが美しい時もある。
ツバキがまさにそう。落ちた花の美しさというものがある」
2019.03.18
歴代住職の三十三回忌を来月に控え、
門徒の皆さんへ法要のご案内を発送させていただきました。
ご住職を懐かしむお言葉を聞かせていただくたびに有難い気持ちにさせていただきます。
30年以上を経過しても、このように多くの方に懐かしまれるということは本当に素晴らしい。
4月の法要では多くの門徒さんと共にお参りできますよう念じます。
2019.03.17
蜜蝋。
以前門徒さんにプレゼントしたものです。
大切にとっておいてくださるのは嬉しいんですが、
蝋燭はやっぱり使わないと意味がないので。
お参りの時に火を灯してみました。
とても明るくて、それに柔らかい炎。
門徒さんと二人で
「使ってよかったねー」
とお参りのあともずっとその明かりを眺めていました。
2019.02.24
月例の勉強会。
今回は通常の勉強のあとに、京都本山旅行のプランのご相談もさせていただきました。
美味しいものが食べたいのか。
旅費が安いのが一番いいのか。
どこか特別に見て回りたい名所はあるのか。
などなど。
大変参考になりました。
人によって好みも違えば、考えられることも違う。
だから、人とまじわることは楽しいんですね。
あとの懇親会でもいろいろな思いがぶつかり合って、大変熱を帯びたよい会となりました。